「親知らず、抜いたほうがいいですか?」
この質問、毎日のように受けます。
今まで100回は受けましたね笑

歯医者以外の友達からは必ずと言っていいほど聞かれます笑
「横向きらしくて〜」とか「難しいらしくて〜」とか。笑
正直に言うと――
ちゃんと診察しないとわからんわ!!!!!!!!
まじでわかんないんです。泣
人によって状況が全然違うからです
つまり、抜くべき人も抜かなくていい人もいるってことです。
この記事では、歯科医の目線で「親知らずを抜くか迷ったときの考え方」をやさしく解説します。
親知らずってどんな歯?
親知らず(智歯)は、
奥歯のさらに奥に一番最後に生える歯のことです。

専門的には「8番」とか言ったりします。
真ん中の前歯から数えて8番目だからですね!
- 生えてくる時期:10代後半〜20代前半
- 生えてくる本数:上下左右で最大4本(個人差あり)←もともとない人もいます
抜いたほうがいい親知らず
以下のような場合は、抜いた方がメリットが大きいです👇
⚠️ ① 半分だけ出ていて汚れがたまる
→ 虫歯や歯ぐきの炎症を起こしやすい。
⚠️ ② 横向き・斜めに生えている
→ 隣の歯に悪影響を及ぼす恐れがある。
⚠️ ③ 腫れや痛みを繰り返す
→ 炎症が慢性化し、放置すると顎の骨にまで広がることも。

腫れてしまった状態では麻酔が効かないことが多く、抜歯が難しくなってしまうこともよくあります。
基本的には自分は抜歯という選択がいいと思っています。
抜かなくてもいい親知らず
以下の条件なら、無理に抜かずに残すという選択肢が出てきます。
🟢 ① まっすぐ完全に生えている
→ 噛み合わせに問題がなく、清掃もしやすい。
🟢 ② 他の歯の支えとして使う可能性がある
→ 手前(7番)を抜歯しなくてはいけない時に、ブリッジや入れ歯の支えになる場合も。
🟢 ③ 骨の深い位置に埋まっていて症状がない
→ 抜くリスクの方が高いケース。X線で経過観察を。

抜歯にも痺れや出血のリスクがあります。
「そこまでのリスクを冒してまで抜歯をすべきか」ということは
必ず考えるべきでしょう。
歯科医シューパッパの考え
個人的は親知らずは抜くべきだと思っています。
大切なことはきれいに管理できるか否かです。
奥歯は奥に行けば行くほど磨くのが難しいです
先ほどの3つの条件に加えて、きれいに保つことができるなら
残しみてもいいでしょう
まとめ|抜くかどうかは“将来のトラブル予防”で考えよう
親知らずを抜くなら若い方がいいのは確実。
これは骨の硬さや全身状態の問題(糖尿病や高血圧など)、あとは歯周病の問題も関与しています。

まずは歯科医院で相談してみましょう。
痛みがないからこそ、今のうちがいいと思います。
親知らずを抜くことは将来の「トラブル予防」です。
気になる人は、一度レントゲンで位置を確認してもらいましょう。
親知らずの詳しい抜歯方法については別の記事でまとめます!


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