歯科医院というのは、多くの人にとって行きたくない場所ーーー
それは歯科医師の側からも常に認識されています。
私は歯医者側として、「なぜもっと早くきてくれなかったんだろう」と思うことが
たくさんあります。
なぜ多くの人はギリギリまで歯医者に行かずに我慢するのでしょうか?

歯医者が怖いところだというのは、自分たちでもわかっています
だからこそ正直に伝えてほしいです
自分たちもできる限り患者さんには怖い思いをしてほしくないと思っています!
今日はどうして歯医者が怖いのかを考えながら
「こう伝えてくれると助かるな」という歯科医師側の意見をまとめることで
歯医者に行くことが怖いあなたの背中を押せたらと思います。
1. 「痛み」に対する恐怖
実際の痛みより、“痛いかもしれない”という想像が一番怖いですよね。
実際に「意外と痛くないんですけど、痛くなるかもって思うとずっと怖いんです。」と言われたことがあります。歯科治療の恐怖の多くは、これではないでしょうか。
こう伝えてOK!
- 「麻酔が怖いので、できる限り痛くないようにお願いします」
- 「痛みに弱いので、ゆっくりお願いできますか?」
言いづらいかもしれませんが、そういってくれると声掛けや動作もより丁寧にすることができます。

ぶっちゃけて言うと、伝えてくれることで治療時の行動が変わります。
いつもを雑にしているとか、そういう話ではなくて、声かけや説明を意識して行うことができます。
2. 「何をされるか分からない」のが怖い
口を開けっぱなしで、何をされているかわからない。
説明もないまま進むと、何も見えないので本当に不安ですよね。
こう伝えてOK!
- 「今どんな状態なのか鏡で見せてもらえませんか?」
- 「痛みに弱いので、ゆっくりお願いできますか?」
「歯医者の先生は時間がなさそうだから、、、」と思うかもしれませんが、きちんと説明を受けることは患者さんの権利です。遠慮せず聞きましょう。

ほとんどの先生はきっと説明したくてたまらないと思いますよ笑
ただ、何をするか聞くと怖いので聞きたくないと言われることもあります。
なので自分が説明する時は詳しく説明していいか尋ねます。
3. 五感にまつわる情報が苦手
キーンという音、薬の匂い、怖そうな器具……。これは「理屈じゃなく怖い」もの。
誰にでもあります。

「これが苦手!」と詳しく言ってくれる方が対応しやすいです。
こう伝えてOK!
- 「キーンという音が苦手なので、イヤホンをつけてもいいですか?」
- 「タオルをかけて目隠ししてくれると嬉しいです。」
大切なのはスムーズに治療が終わることです。
めんどくさいかな?とか思う必要はありません。
4. 「あごが疲れる」「唾がたまる」がつらい
治療を受けている間の不快感がキツい方もよくいます。

細かくうがいすることも可能です。
治療を少なくして休憩しながら少しずつ進めればいいんです。
こう伝えてOK!
- 「少しあごが疲れてきたので、休憩したいです。」
- 「唾がたまって苦しいので、少し吸ってもらえませんか?」
ちゃんと伝えれば、誰も嫌な顔をしません。むしろ、伝えてくれる方がありがたいです。
まとめ|不安や恐怖は素直に伝えて良い!
歯医者が怖くて行きたくないのは、人間として自然な反応です。
でも、なかなか歯医者さんに言いづらいとは思ってませんか?
今回一番言いたかったのは、
不安に思っていることは素直に言いましょう!
患者さんはみんな我慢しすぎです。
言いたいことは言っていいです。それで嫌な顔する先生は良い先生ではないと判断しましょう。
私が思ういい歯医者も含めて参考にしてください。



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